2013年4月6日

ベトナム 2013 | WATERSサーフトリップ日記

ここのところインドネシアにずっと通っていたが、バリのバブルで多くのポイントで以前のように気持ちよく過ごせなくなり、じつは1年ほど前から他のディスティネーションを探してた。暖かくて波があり、食事もうまく空いている、また行きたくなるような場所…旅行会社のサーフトリップパックが氾濫している今ではなかなか難しい課題だった

きっかけは、今でも忘れられない子供の頃に聴いた「19」という曲の舞台、ベトナムでサーフィンができないのかといろいろ調べていたら、とある日本人のかたのWEBを見つけほぼ毎日チェックしつづけた。タイミング的にメンバーの集まりも悪かったが、そこで気心の知れた先輩が行きたいと手をあげてくれた。こんなふざけたきっかけではじまったオヤジ2人ではじめてのディスティネーションを訪ねてみた

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はじめてのセントレアからのフライト。私のウェットスーツを何十年もずっと作ってくれている先輩、尾崎さん。私はチケットの都合上、毎年1月後半にトリップしていたが、この国の場合は仕事が一段落したこの時期が一番過ごしやすいというのはありがたい

 

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6時間のフライトでホーチミンに到着。ここでトランジットしてダナンという街へ1時間のフライト。ここですでに南国。やはりアジアを感じさせる。なんとかその日のうちに現地に到着できるフライトを見つけることができ、10時頃タクシーにボッたくられながらもホテルに到着した

 

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ホテルは右手の白い建物。ここはほんとに物価が安くその気になればかなり節約して過ごすこともできる。少々リッチに過ごしても日本で考えれば贅沢な額ではない

 

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このホテルでいちばんいいDELUXランクのダブルのツインをBOOKINGしてもらった。この広さで2人…快適すぎる。しかも部屋からビーチ(波)もチェックできた。近代的とはいえないがサーファーの私たちにとっては十分すぎるくらいのホテル。スタッフもみなまじめでまた泊まりたいと思わせるホテルだった

 

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ここではいま真空管を使ったオーディオが若い人たちのあいだで流行しているそうな…TANNOYのスピーカー、8トラックのオープンリールデッキも!でも接続されてなくオブジェと化していたが…(笑)

 

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ビーチはホテルから歩いて3分ほど。ヤシがはえ南国そのもの。海は晴れていればトランクスで、雨が降るとL/Sスプリング。バリのように暑 すぎて疲れてしまうことはない。ちなみにこのビーチ、朝と夕方に歩くと鳴く(鳴き砂)。また特有のにおいもなく来る前に勝手に持っていたイメージとは違うとても綺麗なところだった

 

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肝心の波のほうはどうも下がり調子のときにきてしまったらしく、セットで腰程度のカレントでなんとかできている波が3日ほど続いた。ここではこれくらいのサイズはフラットということだったが、小波用のボードがあれば十分楽しい波だった。しかも何十kmも続く広い広いビーチに、サーファーはほとんどの日が私たちだけ!週末にホーチミンに転勤できている日本人サーファーが2、3名いるとか、観光できている白人が1、2人いるとかというレベル!一 番多いときで私たちを含めて7人という日があったが、何度かここを訪れている日本人のかたの話しでは、こんなにたくさん入っているこのビーチを見たのははじめてだということだった(笑)多くのローカルは泳げないせいかサーフィンはしない

 

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朝のビーチはとんでもなく人が多い。散歩する人、体操する人、運動する人、魚、貝を採る人、水浴びする人、でもサーファーはほぼいない…ここの人は日焼けを嫌うようで日差しの弱い朝と夕方に行動することが多いとか。昼間はお休みの時間でうちで寝ている人が多いそうだ

 

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ダナンの街へ買い物に。このハン市場はローカル御用達の大きな市場。食材から衣料品までなんでも揃う。しかもとんでもなく安い

 

この市場の2階のアオザイ屋さん。生事を選んで採寸してもらってカスタムオーダーして作るとか…

 

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買い物のあとは街を探索。ベトナムは仏教徒が大半を占めるそうだが、ダナン大聖堂というこんな綺麗な教会もあった。フランスの支配を受けていたことも影響するのか、所々にヨーロッパの文化を感じる

 

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両替は銀行よりも街の貴金属屋さんが便利。でも店の前にコピーされた100ドル札が散乱していた。日本ではニュースになるほどの大事件(笑)レートは10000円で約2200000ドンほどだった

 

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これはサイゴンコーヒー。ベトナムはコーヒーの産出量世界第2位らしい。日本にも輸出されるようになり、価格が安く缶コーヒーなどに使われているらしい。一時はそのせいで相場が大暴落したそうだ

 

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こちらはアイスのブラック。どこのどのコーヒーもそうだったが、日本のコーヒーよりもかなり濃く缶コーヒーになれた私たち日本人は舐めながら飲む感じ。これもフランス支配時代に影響かカフェで過ごす文化があるそうで、カフェはいたる所にある。酒を扱っていないカフェも多く日本でいう純喫茶的なカフェも多かった。日本的に見れば逆に洒落ててかっこいい

 

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ダナン市の市街地。ハン川をはさんで西側がタウンエリア、東側がリゾートエリア。国を挙げてのリゾート計画が進行中で多くのエリアで開発が進んでいる。でもまだまだ空いた土地も多かった。暑さしのぎに立ち寄った大きな高層ホテルのスカイラウンジカフェから光景

 

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私のベトナム料理といえば生春巻き。私は日本のもののほうがはるかにおいしいと思う(笑)ほとんどサラダを食べているような感じ。しかもどこで食べても皮が乾いていて硬かった…

 

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あげ春巻き。コースでいえば前菜のような存在。酒のつまみにはちょうどいい。これは日本と変わらない。ベトナムということで料理を楽しみに していたが、特徴といえば香草を使うところとあまり味が濃くないということ以外は中華料理に近い感じ。ダナンはベトナム第3の都市なので、その他にもいろ んな国籍の料理を食べることができる

 

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フライドライス。見た目ほど味は濃くない。どのレストランにもあったチリソースは辛いが甘くもあり、個人的にはインドネシアのサンバルのほうが好みだった

 

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ブラックタイガーのガーリック茹で。やはり海が近いのでシーフード(海鮮)は豊富!

 

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こんな具合に活きた食材を選んで、量を決め調理方法を選ぶ。ロブスター、シュリンプ、蟹、魚、貝となんでもある。日本と比較すればとんでもなくリーズナブルだが、ここではやはり高級な料理…でも1度は食すべきだ!

 

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これは偶然見つけた奥まった路地にある屋台的な店のきしめんのようなフォー。香草が強くなく甘辛くてうまかった。ちなみにこれはここでは朝 御飯。これでなんと80円ほど!私たち以外はみんなローカル。いつも混み合っていた。ここでおいしい店を見分ける方法はお客さんの混み具合を見れば一目瞭然!

 

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タウンエリアにあるチャム博物館にいってきた。チャンパ遺跡から発掘された彫刻などが多く展示されていた。石像が多く、ベトナム戦争のせいか破損したものがほとんどだった

 

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数少ない金属でできた仏像も展示されていた。これは状態がよく神々しさを感じた

 

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位の高い人たちが使っていたものであろう。色使いが中国をイメージさせる。ちなみに中国にはいったことはない(笑)

 

違う日に連れて行ってもらったローカルマーケット。ここはリゾートエリアに近くよりローカル色が強かった。もちろんなんでも売っている。朝しかやっていないそうだ。この市場はホテルからバイクで15分ほど。リゾートエリアはそれほど交通量が多くないのでレンタルバイクでの移動もOK。ライセンスは…自己責任で。

 

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ホテルでバイクをレンタルして移動。ベトナムは右側通行で車は右ハンドル。ルールはあってないようなもの…信号もほとんどない…でも大きい交差点はほとんどロータリーになっていてあらゆるところから車やバイクが突っ込んでくる。ここのレンタカーは運転手付きで高くベトナム語のみ、通訳付きもあるそうだが…個人で移動するならバイクということになる。車での移動はタクシーがオーソドックス。どこにでもいて簡単に拾える。だが緑と黄色のタクシー以外は絶対にのらないように!メーターがないか、とてつもないスピードでメーターが上がっていくから…(笑)

 

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野菜の種類もかなり豊富!日本で食べる野菜ももちろんある。だが肥料に人糞を使うこともあるそうで生ではあまりおすすめしないということだった。私たちは気にせず食べていたが…(笑)やはり南国だけあってフルーツもかなり豊富。フルーツ天国!栄養補給を考えるとここでは野菜でよりもフルーツからとるほうがいいそうだ。もちろん値段はとんでもなく安い

 

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さすがにこれは無理…

 

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街にある日本人向けのツアーを提供しているアオザイツアーデスクにお願いして一般的な観光にいってきた。ここはHoi An(ホイアン)という街にある日本橋という橋で16〜17世紀はじめには日本とも貿易が盛んだったそうで、ここに多くの日本人が住んでいたそうだ。この橋が作ったことで橋の両側のチャイナタウンと日本人街がつながり、交流が深まったそうだ

 

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この橋は日本人と中国人が協同して作られたそうだ。橋としては決して大きなものではないが、意義はとてもは大きい。橋をはさんだチャイナタウンと日本人街では、街のおもむきがかなり違う

 

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ホイアンといえばこのカオラウ。ルーツは日本人が伝えた伊勢うどんだそうだ。フォーと比べても明らかに面にコシがある。でも私は本物の伊勢うどんのほうが好きだな(笑)

 

ホイアンのお寺でお祈りをする人。このあたりのお寺は中国人がたてたものが多いそうだが、いまはベトナム人も分け隔てなく利用されているそうだ

 

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ここはダナンから近い五行山(マーブルマウンテン)という大理石でできている5つの山

 

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険しい山のなかに多くのお寺がある

 

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洞窟の入口にある仏像。岩の壁を掘って作られている。この洞窟をすすんでいくと…

 

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こんなに広い空間が!ここにも岩の壁に掘られた仏像があった。ベトナム戦争の砲撃のせいで天井の壁が崩れ落ちており、そこから差し込む光がさらに神々しさをかもし出していた。ダナンにきたらここには必ず訪れるべきだ。山にはエレベーターと大理石の階段を使って登っていくのだがサンダルとかではなくしっかりした靴で行くことをおすすめする(笑)

 

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ぜひいこうと誘われたCafe Vi Lan(カフェヴィラン)。ここでは閉じられた空間のなかにテーブルとソファを配され、真空管アンプでアルテックをドライブしていた。オーナーがロシアから購入したというターンテーブルもあったがこのときのソースはPCからのデータだった。日本でもなかなか体験できないサウンドシステムがダナンにあった。 このカフェのお客さんの多くは若い人たち。もちろん男性も女性もいる。日本から30年遅れているんだよときいていたが、音楽が好きな私達から見れば、その光景が日本よりもマニアックでスマートに見えた

 

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ダナンで有名な高級ベトナム料理の店APSARA(アプサラ)。ベトナム料理だけでなく、刺身もお寿司もありおいしいものが食べたくなったらここにくれば満足できる

 

民族音楽や舞踊を見ながら食事ができる観光客にぴったりなレストランだ

 

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ベトナムサーフィン情報」というWEBを運営している、今回の私たちの旅のキーパーソン、森田健一さん。ダナンに永住して10年だそうで、4月にはリゾートエリアでジャパニーズキッチンをオープンする予定だという。またひとつ次回のベトナムでの楽しみが増えた

 

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森田さんのご自宅にもお邪魔させてもらった。広い部屋にALTECのスピーカー、JBLのホーンを自作のシングルの真空管アンプでドライブさせたシステムが鎮座していた。前出のカフェのサウンドシステムの多くが森田さんのアドバイスの元、構築されているそうだ。当然ここは次元の違うレベルの 音だった!私達はサーフィンはもちろん、音楽という共通する趣味もあり、この旅は森田さん抜きでは絶対に実現しなかった、2重にも3重にも充実した旅となった

 

音好きな私たちはやはりCLUB(DISCO?)もチェック。New Phuong Dong(ニューフンドン)。日本のバブルの頃のようなリッチな箱にたくさんの黒服のスタッフが常駐。さらに足下をライトで照らしナビゲートしてもらいテーブルへ。サービスがよすぎて恐くなった(笑)。センターにはDJがプレイ、VJもプレイしていて、PAスタッフも数名という近代的な大規模クラブのシステムだった。音質はよかったが選曲がちょっと…まあこれは個人的な趣向の問題もある。だが、ホールで踊る人はなく、クラウドの多くは外国人で、しかもかなりセクシーなスタイルの女性が多く…ここでの最終的な目的は音ではなかったようだ(笑)

 

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天気が悪くなりいきなりというか、予想通りサイズアップ!これでダブル以上ある。写真ではいい波で、私もそこまでサイズがあると思わずやる気だったがゲッティングアウトできないといわれ、少し走ればシークレットレフトがあると教えてもらいタクシーで直行した

 

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岬の先のブレイクのレフトオンリーのリーフブレイク。ショートだがパワーがあり掘れる。ゲットも楽でノードルフィン。もちろん2人で貸し切り!南シナ海だし、スモールな前日までの波で、あがっても風波だろうとなめてかかり、短めのボードでサーフしたが長めのボードで十分ドライブできるくらい面が硬くパワーのある波だった

 

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海上がりに水も浴びさせてもらい、ここでサーフさせてもらった感謝の意も含め、看板もない、時化で仕事ができない漁師達だけが飲んでいる店で、私達がサーフしてるあいだずっと待っていてくれた、今回唯一英語ができたサービス過剰の(笑)タクシードライバーChaoもいっしょにランチすることにした。普通に食事ができると思ってはいったが当てが外れ、よくいえば活きたシーフードをだしてくれるシーフードレストランだった(笑)。当然のように ビールを飲むことになった(笑)いい波で貸し切りでサーフでき、言葉の通じないローカルの漁師達といっしょに酒を酌み交わす…最高の体験ができた

 

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ここでは私たちは外国人。波をチェックしているだけでローカルたちが珍しいもの見たさに集まってくる。なんとなく恐い気もしたが…でも子供たちは世界のどこでもナイススマイルだ!

 

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途中にチェックした近くのリバーマウス。この日はここにしてはオーバーサイズのようだった。次回、もう少しスモールなときにチェックしてみたい

 

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どうしてもメインのビーチのサイズがあるときをやりたくて一人でゲッティングアウト。カレントを見つけてなんとかゲットできた。ピークは大きいのだが少し走るとこのサイズ。このあとは消えてしまう地形。で、またインサイドでブレイクというビーチブレイクとしては、いいとはいえない地形。森田さんいわく、今シーズンはあまりいい波がたってないということ…それでもこれで2マニューバーめだったからアウトサイドのブレイクだけでも私たち日本人には十分ないい波!もちろん他にサーファーは誰もいない

 

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ダナンエアポートデパーチャーラウンジ。かなり綺麗だがまだ人は少ない…日本からも直行便を飛ばす予定があるだそうだ。そうなるとこの空いた海、明るいこの街の人たちも変わってしてしまうのか…

今回の旅はまさに森田さんがいたからこそ実現した旅だった。しかもメンバーは気心の知れた先輩との2人旅。気楽にのんびり、サーフィン以外にもベトナムの文化にも少し触れることができ、しかも日本以上の音楽を聴くこともできたすばらしい旅だった。

この旅でここの様子があらかた理解できたので、来年からは本格的にWATERS海外トリップとして、今度はウォータースのみんなとまたここを訪れるつもりだ

 

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