2013年4月7日

パドリング、ゲッティングアウト | WATERSサーフィン講座

サーフィンは
アウトサイド(沖)からブレイクする波にテイクオフし、インサイド(岸)まで乗ってきます。
まずアウトに出なければいけません。このことをゲッティングアウトといいます。

 

海に入る前の準備

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まずあなたのスタンスを決めます。
サーフィンは横乗りの遊びなのでレギュラーフッター(左足が前にくるスタンス)か
グーフィーフッター(右足が前にくるスタンス)になります。

一般的には右利きの人はレギュラー、左利きの人はグーフィーの人が多いですが、
自分がバランスをとりやすいほうでかまいません。
スケートボードに乗ってみるとすぐわかりやすいです。

次にボードにワックスを塗ります。
ボードのデッキ(フィンのついてない方)のスタンス部分に塗るのですが、
滑り止めなのでなるべく広範囲に塗って下さい。
ボードのノーズから50cmくらいの位置からデッキパッドを貼っていればその上まで塗ります。
塗りかたは小さな円を描くように軽く塗って下さい 。
塗る量はデッキに小さな固まりができてくればOKです。

ボードのデッキ側のテールに小さな穴があいています。これをリーシュカップといいます。
そこにリーシュコードについているひもをほどけないようにしっかり結んで下さい。
そこにリーシュコードを取り付けます。

さあ準備OKです。ボードとリーシュコードを持って海に向かいましょう!

海に入る前に岸辺で入念にストレッチングして下さい。
そのまま入ると足がつったり怪我の原因になります。
特にパドルをする腕や首回りや腰、足の指、足首、 膝の周りの筋をよくのばして下さい。
ストレッチをやりながら海を見て自分がどのあたりでサーフィンするか決めて下さい。

 

流れ

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波がくるとその分の水は必ずどこかから沖に向かって戻っていきます。
この流れのことをリップカレントといいます。

この流れはひとつ間違うと沖に流されてしまうのでとても危険なのですが、
うまく利用できれば 比較的簡単にアウトに出ることができます。

初めはなかなか見つけることはできませんが、
ヒントとしてリップカレントはあまり波がブレイクしないので
よく観察することで見つけることができます。

ポイントによって地形やテトラポットの影響で流れがあることがあります。
初心者はまずスープ(崩れた白い波)に乗るので今はまだ危険な場所だと思っていて下さい。

 

パドリング

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海の中での移動手段はこのパドリングです。
パドリングは人が陸上を歩くのと同じなので
サーファーはパドルし続けられる力をつけなければいけません。

でもこれはたくさんサーフィンすることによって鍛えられますので、
疲れてもなるべく頑張ってパドルして下さい。

まずボードの上に腹ばいになります。
すでにこの時点でうまくバランスがとりにくいと思いますが、
パドルを始めて進み出すと多少安定してきます。

この時にすでに自分にあったボードでなければ、このパドルさえもうまくできません。
腹ばいになった姿勢で胸を上に反ります。
視線は進行方向です。

この時、ボードのノーズが水面から3cmくらい出るような位置に腹ばいになるのがベターです。
胸の反り具合によって 位置が変わってくるので一概にここ!とは言えません。

ですが胸は反れるだけ反ったほうがテイクオフが速くできます。
腹ばいになれたら腕を水泳のクロールの要領で左右交互に漕いでいきます。

早く漕いだからといって速く進むものではありません。力まずにゆっくり大きくこいで下さい。
初めはバランスをとるために 足を広げてしまいますが、
できるだけ足はそろえてパドルして下さい。

たくさん海に入っているうちにできて当たり前になってきますので、
頑張ってたくさん海に通って下さい。

 

ドルフィンスルー

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ゲッティングアウトで一番大変なのが波が容赦なく来続けるということです。
波のサイズが小さい時はさほど問題ではありませんが、
サイズが大きくなるとプッシングスルーやドルフィンスルーをつかって来る波をやり過ごします。

まずプッシングスルーは
パドルしている状態で腕立て伏せで腕をのばしている姿勢をとって
ボードと身体の間にスープを通します。
プッシングスルーは比較的小さめの波をやり過ごすのに効果的です。

次にドルフィンスルーです。
ゲッティングアウトにはこれがとても重要になります。
迫ってくる波の手前でボードごと潜って波の下に潜ってやり過すことをいいます。

まずやり過ごしたい波がきたら
その手前で両手でボードのレール(ボードの横端) を握るのと同時に
膝を前に持ってきてボードの上に膝立ちになります。
そうするとボードが沈むので波がきたら腕を曲げ水中になるべく深く潜ります。

潜った状態で波が通りすぎたら顔を水面に出そうとするのと同時に
片足(きき足)でボードのテールのほうを蹴るように押さえ込みます。
すると身体ごとやり過ごした波の裏側の水面に上がってきます。

注意しなくてはいけないことは、やり過ごす波がすでにブレイクしている場合、
潜っている時にスープが身体が触れないようにするということです。
スープに触れた瞬間戻されてしまいます。

文章にすればこういうことになりますが、
ドルフィンスルーはかなり難しいので周りのサーファーをよく観察してみて下さい。

できれば誰かに目の前で実際にやってもらうのがいいと思います。
これができれば意外とスムーズにゲッティングアウトできるようになります。

ドルフィンスルーはこれでできたという形はありません。
要するにスープの下をくぐって波をやり過ごせばいいわけです。
うまいサーファーでもドルフィンスルーは一生懸命するものです。
くじけずに頑張ってドルフィンスルーして下さい。

サーフィンをはじめたばかりのときに使うサーフボードは、かなり浮力があるものですので
ドルフィンスルーの際沈めにくい場合があります。
サーフィンは立つ(テイクオフする)ことのほうが重要なので
そう感じても疑問に考えなくていいです。

ドルフィンしなければアウトに出れないような海に入っているということ自体、
自分がレベルアップしたということなのですから…

 

波待ち

アウトに出たら波がくるのを待つことになりますが、
周りのサーファーはボードの上に座ってさらにアウトを見ています。これを波待ちといいます。
初心者はまずスープに乗るのでまだ必要ありませんが、
うねりからテイクオフするようになると必要です。

まずボードにまたがります。
真ん中よりも少し後側に座ってボードのレール(ボードの横)を握り、
水中の足を回したりしながら動かしてバランスをとります。

これも見た目程簡単ではありません。
コツとしてはリラックスして視線を遠くに持っていくことです。
慣れてくればボードを握らなくてもできるようになります

 

コラム3—犬の散歩

海の近くに住んでいてほとんど毎日サーフィンする人は、サーフィンすることが特別なことではありません。毎日の日課のようになってほとんど歯を毎日磨くのと同じような、毎日犬を散歩するのと同じような感覚になってます。まあこれだけ恵まれた人はほんのひとにぎりの人ですが、ほとんどの人は 海が遠かったり仕事に追われていたり家族がいたりとなかなかいつでも自由にサーフィンできる人は 少ないと思います。でもなるべく海に行ってサーフィンするために、「サーフィンに行くことを習慣にする」といいと思います。例えば毎週日曜日は波があってもなくても必ず海に行くようにするとか、海が近い人は毎日仕事前や仕事の後どちらか必ず海に 入ると決めるとか、そうしてサーフィンをすることを習慣化すれば気がついたらうまくなっているものです。海の状態等も知らないあいだに覚えてくるもので す。 一番大切なのが海に行くたびに会う知り合い(友達)ができるということです。こうしてできたサーファーの仲間というのは、何にもかえがたいあなたの財産となるはずです。その仲間がある時は友人であったり、ステップアップに大切なサーフィンのライバルであったり、 自分の知らない海のルールを教えてくれるサーファーの先輩であったりするからです。 海に行くたびに会う人には気軽に「こんにちは!」と挨拶して下さい。そこから始まりますから。その人がその海のローカルサーファーかもしれません。ローカル サーファーとはその海のことを大切に思っている人のことです。ローカルサーファーは、あなたたちの行くその海でいつも波が立つのをまっています。自分たちの 遊び場所のその海をきれいにしたり(ビーチクリーン)流されてしまった初心者を助けたりとその海でいつまでもサーフィンできるように大切なことをしている人がたくさんいます。海の中ではルールを超えたそういうリスペクトすべき人たちもたくさんいます。あなたもいつかはそういう人になってください

 

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