各社いろいろある話題のカーボンボード
いま多くのブランドでリリースされているカーボンのボード、chpでもテストがはじまっています。これはズッチョさん用の大輔さんシェープノーストリンガーEPSバキュームカーボンラミネートで、ズッチョさんの好みにあわせて軽くなりすぎないようサンディングをコントロールしています。
カーボンボードのタイプにはいろんな手法があって
- フォームがEPSなのかPUなのか
- レジンがエポキシなのかPOLYなのか
- バキュームラミネートか
- カーボンクロスがフォーム側か外側なのか
と、各メーカーがいまだにテストを続けています。
まずはフォーム、カーボンはクロスのように扱うのでEPSでもPUでも使用できます。EPSの場合はストリンガーの有無も選べますね。
次にレジン、これはフォームの素材によって選びますが、エポキシでラミネートした後にPOLYでホットコートするという技術もあります。
バキュームラミネートというのは、ラミネートのあとすぐに圧縮袋にボードを入れエアーを吸い取りレジンをフォームに吸着させる技法で、EPSでは強度的な面で有効な技法として私もいろいろ調べています。
カーボンクロスが上か下か、これは先日三重のサーフボードビルダーさんに教えてもらったんですが、工程数がかわってくるのとパテントがかかわってくるんだそうです。これによって価格が大きく変わるんだそうです。
メリットとデメリット
カーボンボードのメリットは必要な強度を維持しつつ軽量化できることと、カーボン独自のフレックスを利用できることです。みなさんこれがいちばん気になるところだと思います。いま以上のドライブ性能とスピードが出るボードなんじゃないかと…ルックスもいいですしね。
デメリットは、高価なカーボンクロスを使用する、バキュームラミネートなど作業が複雑で一般的なボード以上に高額なボードになるということ、カーボンのクリア、カーボンカラーのままだと夏、ボードが暑くなりワックスが溶けたり、EPSだと剥離の心配も強くなります。
当店では現在Episodeで手に入ります。
当店では現在長沢侑磨プロが乗るアダムミルンシェープのEpisode Watertoolsでオーダーできます。chpでは現在テスト中で要相談となります。Pukas、Borst、ATOMでは現在未対応です。
PukasではINNEGRAというノーストリンガーEPS+バキュームラミネートでホワイトカーボンクロスを使用したタイプをプロダクションサイズ対応でリリースしています。
気になるかたは、かんたんにいい、わるいといえないボードだけにゆっくりミーティングしにきてください。