伝統的なロングボードサーフィン
↑は、最新のNSAジャッジテキストから抜粋したロングボードジャッジクライテリアです。
WSLのロングボード部門のトップが変わり、そこからクライテリアが変更され、
その後ジョエルチューダーがワールドチャンピオンに返り咲いています。
それに伴い、ほかの団体でもクライテリアが変更されています。
これがいま世界基準となっています。
昨年からNSA主催大会では、これをもとにジャッジングされるようになりました。
今回のジャッジ講習で配布されたジャッジテキストで、正式に文言として記載されましたが、
講習を受けられたかたでも、もっと詳しく知りたいというかたがいらっしゃったので、
ざっくりですが、わかりやすくご説明したいと思います。
「ロングボードらしさ」
昨年、NSA主催大会に出られたかたの中には、
点数の付きかたが変わったのに気づかれているかと思います。
私も昨年福島県北泉で行われた全日本選手権にジャッジで参加し、
ヘッドジャッジから詳しく説明を受けジャッジングしてきました。
これは「いい」とされていたことがかわる、たいへん大きな変更です。
キーワードは「ロングボードらしさ」です。
ワールドチャンピオンのジョエルチューダーのサーフィンを思い出してください。
いわばあのサーフィンがいまのジャッジ基準に最も合致しているといっていいかと思います。
伝統的なロングボードサーフィンがよしとされ、
ショートボードのようなマニューバー、スタイルは評価の対象にならなくなりました。
そのようにルール変更がされたと思っていただいていいと思います。
縦リップするセクションはノーズです!
本当にざっくりいうと、いままでExcellentがでていた縦リップもFairです…
今後コンテストでのボード選びも変わってくるかもしれません。
EPSのロッカーの強いトライフィンから、長い、重いシングルログになってくるかも?
これからコンテストに勝ちたければ、
これらを理解して、意識的にサーフィンを組み立て直していく必要があります。
この変更をご存知のかたに詳しく聞いてみるのもいいと思います。
選手のみなさんの役立つヒントになればと思います。
フリーではご自由にどうぞ!(笑)