
ΩΩΩ チームWATERSの公認ジャッジさんたち
NSA日本サーフィン連盟のルールをざっくりと解説
知ってるひとは当たり前でしょう的な感じですが、知ってるつもりでわかってないのがジャッジングルール
年々かわるジャッジルール、トップの選手はシーズン前のジャッジ講習会に必ず参加しているそうです
そのルールを基準にジャッジされるわけですから聞いていない選手は怠慢ですよね(笑)
私も選手だったからとわかってるつもりでジャッジ資格を受けに行ったら..見事に落ちました…(涙)
2度目は先輩方に助けてもらいながら学生時代以来の猛勉強でなんとか合格できました
正直、ナメてました…
受かってからおもったのは選手のあいだに持っておくべきものだということです
選手もコンテストで勝ちたかったら公認ジャッジの採点基準を知っていないと絶対に不利です

ΩΩΩ NSA Official Judge Text
公認ジャッジ共通のルールがあるんです
このNSAのルールブックにのっとって採点します
あす静波で開催されるNSA公認ビーチクリーンカップももちろんこのルールにのっとって行われますが
当店のコンテストのようなレベルの低いファミリーコンテストでも採点基準の違いだけで同じルールで採点されます
きょうは10/2のWATERS Surf Competition the 18thの
スペシャルクラス、オープンクラス、ビギナークラスにむけてのジャッジング基準をご説明します
ヒートのルールは…
まずはヒートのルールから
1ヒート12-15分で行います。当日のコンディションで決定し、開会式で発表します
その時間内に8本まで乗ることができます、この場合「マキシマム8」といいます
1本のライディングを0.1〜10.0点のなかで点数をつけます
どうすればいい点数になるかは、↓に詳しく書きます
ジャッジは3〜5人で、3人ジャッジの場合は3人の平均点数がそのライディングの点数となります
4〜5人ジャッジの場合は、一番高い点数のジャッジと一番低い点数のジャッジの点数をカットし、
残りの点数の平均がそのライディングの点数となります
そのマキシマム8本までか乗った本数のライディングのうち、点数の高い2本の合計点数で順位が決まります
これを「ベスト2ウェーブ」といい、とおして「マキシマム8ベスト2ウェーブ」といういい方をします
なので2本は乗らないと損なわけです…
インターフェア(妨害)のルールもあります…
ざっくりいうと、高得点の可能性が高いピークに近い選手が優先です
状況によってだれが優先かが決まりますが、波の取り合いで勝負ではなくライディングの点数で勝負です
もしインターフェアしちゃうと…2番目に高い点数の半分が減点されます
またインターフェアしたライディングは0点です(カウントしません)
インターフェアされた選手はマキシマムウェーブが1本増えます

ΩΩΩ WATERS Surf Competition the 17th スペシャルディビジョンファイナリスト
高得点を得られるライディングとは…
正確にいうと頭が痛くなるくらいむずかしいのでざっくりいうと
「ターンがいいできる波でスピードに乗って掘れたセクションに果敢に難易度の高い技をバリエーション豊かに繰り出すライディング」
に高得点が与えられます。ここ大事です…
技に点数があるのではなく、ライディングに点数があります
そのライディングは
どんな波で、どんなターン、マニューバー(技)、バリエーションがあるのかを
ジャッジが判断して点数を付けていきます
コンディション、レベルによって基準が変わります
その日の波のコンディションによって基準が変わります
悪い波の日にいい波の基準で採点すると全体的に点数が低くなる、その逆もありますね
またクラスのレベルに合わせて基準が変わります
スペシャルクラスの基準でビギナークラスをジャッジするとみんな1点ですから…
この基準の説明は開会式にしっかり説明します
ビギナークラスと、オープンクラスのかたはとくにしっかり聞いてくださいね
波の判断ですが、いいライディングができる波がいい波です
セットの大きい波だけがいい波ではないですよ
長々と書きましたが、これでもざっくりなんですよ(笑)
詳しく知りたいかたはお気軽におたずねください
コンテストはレベルアップのきっかけをつかめるチャンスでもあります
うまくなりたいかたはぜひトライしてみてくださいね!
あす静波新堤で開催される、NSA公認ビーチクリーンカップ2016の準備に行ってきました
関係者のみなさん、おつかれさまでした。あしたもがんばりましょう!
自分たちが普段サーフィンしている海で全国のトップライダーがすごいサーフィンを見せてくれます
ぜひ応援、観戦にきてください