フルモデルチェンジした今年のSpe-X
きのうSpe-X社長の牧さんが2024年春夏モノ新作の説明にきてくれました。
今年フルモデルチェンジしたSpe-X Wetsuits、説明されなければわからないよさがたくさん搭載されていてさすがのハイブランドという印象でした。
アウターと一体化してパドルのストレスを軽減したThe Jonathan
チェストジップモデルのThe Jonathanは、ぱっとみ見慣れたチェストジップのフルスーツなんですが、首にかぶる部分をアウター側と一体化し、開口部をスーツ内部に配置した一般的なチェストジップスーツとは違う工法で作られます。
これによって首から腕までを1枚の生地パーツで構成することができるため、肩から腕へのストレスが大きく軽減されます。ということは、パドルが楽になるってことですね!これはうれしい!
2枚目の写真を見てください。後ろの一般的なチェストジップスーツはスーツ本体に、首とジップのパーツが組み込まれたパーツをかぶせ縫製されるのに対し、The Jonathanは、スーツ本体の内部に開口部を取り付けてあります。これ、制作サイド的にはすごく手間がかかる工法なんだそうです。
普通のチェストジップスーツでも動きが軽いのに、さらに楽になるって…Jonatahn、よさげです。
バリアが自動で上がってくるThe Bolt
バックジップタイプのThe Boltです。昨年のセミドライから大きく変更になったジップの位置はそのままにバリアの挟み込みも解消した技ありの構造が素晴らしい!
まずジップはストレッチジップを使用しています。さらに背中のジップを斜めに配置、ジップを上げた時のスライダーの位置をセンターからずらし、違和感が軽減されています。
ジップを斜めに配置するメリットは背中部分の伸縮性のアップ。ジップをストレートに配置するとその部分はどれだけやわらかい生地を使っていても伸縮しないんです…じつはこの部分がウェットスーツ内でいちばん伸縮の大きい部分でこれがバックジップの課題でもあるわけです。
それをジップを斜めに配置し伸縮率をアップ、さらにストレッチジップを使用することによってさらにストレスがないよう考えられています。
もう1点、これは技あり!って感じだったんですが、バリアって冷たい海水が直接肌に触れずあたたかいってメリットもあるんですが、着るときに背中にまきこんだりするストレスがありますよね?これを解決!バリア自体にロープをつけてそれをジップのスライダーに通し、着るときにロープを上げるとバリアも自動的に上がってくるんです!これにはチェックにきてくれていたユーザーさんと、おもわずおー!って声出ちゃいました。(笑)
目立たない改良でもしっかり対処してくれるメーカーって素晴らしいと思います。
おどろきの超軽量!1.5Taped
何件かお問い合わせいただいているシームレス、無縫製で一切のジップがないオール1.5mmの超軽量スーツ「1.5 Taped(One Point Five Taped)」です。
はい、縫ってません。Spe-Xのファクトリーが得意とする、1.5mmの生地を1mm広く接着剤を塗布し計3.5mmを圧着、シールテープで補強されたスーツになります。
1.5mmのフルスーツって真夏の日焼け防止スーツレベルで、開口部にジップを使用していないこともあって、とにかく軽いんです。いままで既成サイズではこのタイプのスーツはあったんですが、それをフルオーダーでも作ることができるんです。
手首や足首の大きく伸縮してはいけない部分にはシリコンテープで伸縮を抑制されているのでご安心を!
とにかく動きやすいスーツがほしい!というかたは、1.5Taped、要チェックです。
ほかにもリーズナブルなThe Eazyにチェストジップモデルが増えていたりと、2024年大きくバージョンアップしたSpe-X Wetsuits、ぜひ着てみてください。
春のウェットまつり開催中です
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ぜひこの機会にSpe-X、オーダーお願いします。